MY FEVORITESへ
  TOP PAGEへ

その他・・・

いろいろと好きなものを、分類はせずに並べました。
好きなものがたくさんって、幸せな気持ち。

It's new「オフィーリア」(ジョン・エヴァレット・ミレー作)
何年か前のテートギャラリー展で、本物を見てきました!

言わずと知れたシェイクスピアの「ハムレット」、失恋に傷ついて乱心し、
歌を歌いながら溺れていくオフィーリアを描いています。
ミレーはイギリスの19世紀、ラファエル前派の代表的な画家。
有名な「落ち穂拾い」のジャン・フランソワ・ミレー(仏)とは別人です。
ラファエル前派には、ロセッティやモローなど、ロマンティックな絵を描いた
画家がたくさんいます。どれも好きだけれど、この「オフィーリア」は格別です。

全くの余談ですが、田淵由美子の久しぶりのマンガ「桃子について」を読んでいたら、
テートギャラリー展に行くという箇所が出てきて、そうだ、この絵をアップしよう
と思いつきました。乙女チックなマンガの代表みたいな田淵さんですが、
けっこう昔から好きです。個人的には「浪漫葡萄酒(ロマンスワイン)」が
ベストだと思っています。

ルドルフ・ゼルキン(ピアニスト)のモーツァルト
言わずと知れた大家で、亡くなったあとにもすばらしい録音がたくさん残されています。
私は大ファンですが、特に彼のモーツァルトが好きです。
ピアノ協奏曲のCDを愛聴しています。
彼の演奏で聞くと、その曲が今生まれたかのよう、みずみずしい音そのものに思えます。
練習して計算して、スキのない完璧な演奏をする、というのとはずいぶん違う。
おじいちゃんになっても、初々しく生き生きとした演奏をする人でした。
といっても、ムラのあるミスも多い演奏をするわけではない。彼の演奏は、その印象とは別に、
本当はすごく緻密に計算されていたのかもしれません。
テクニックも、とてもしっかりとしている人でした。
私は、学生時代に上野の文化会館で彼のリサイタルを聴きました。
モーツァルトのピアノソナタ イ長調は、これほど澄み切った音楽があるのか、と思うほど
美しかった。このソナタの第1楽章については伝説的な話があって、ゼルキンは、
東京公演では普通に弾いたのですが、大阪公演の時、変奏の繰り返しを一部忘れて
しまったのだそうです。普通の人ならそのまま「あ、しまった」と思いながらも
進んでしまうのですが、ゼルキンは既に次の変奏を弾いているのに、前の変奏に戻って
もう一回弾き直したそうです。きまじめなゼルキンらしいエピソードです。
そうですね。古き良き時代の人だったかもしれないけれど、
「音楽の幸せ」をそのまま音にできる、希有なピアニストだったと思います。

ジム・クロウチ(ミュージシャン アメリカ)
ジム・クロウチという人は、日本ではほとんど注目されなかったシンガーソングライターです。
「リロイ・ブラウンは悪いやつ」や「ジムに手を出すな」などがヒットして、アメリカでも
これからという1973年、コンサートを終え、次の会場に移動する飛行機が木に引っかかり墜落して、
亡くなってしまった歌手です。亡くなってから、最後に残されたアルバム「美しすぎる遺作」が大ヒット。
たった4枚ほどのアルバムしかない歌手ですが、アメリカではそのアルバムが同時にランクインしたり、
70年代に1大ブームを作りました。でも、死んでしまってからというのが悲しすぎます。
美声というのではないですが、インパクトのある説得力に満ちた歌声だったなあ、
と思います。シングルヒットしたのはコミカルソングとも言えるものですが、
「オペレーター」「アイ・ガット・ア・ネーム」「歌にたくして」などは、一度聞いたら
忘れられない本当に美しい歌です。
70年代、アメリカには、そういう男性ボーカリストがたくさんいましたね。
ジム・クロウチのほかに、ピーター・アレン、オーリエンズ、アート・ガーファンクルなどが
お気に入りでした。


「神童」
(1〜4巻)さそうあきら著(双葉社)
マンガなので、booksかなとも思ったのですが、一応こちらに載せます。
天才的なピアノを弾く小学生「うた」という少女の話です。あまり詳しい内容は
今から読もうと思ってくださった方に悪いので書きませんが、思わず一気に読めます。
しかし、私は第1巻で「なんだ、野球マンガじゃん」と思ってしまいました。
音楽界を揶揄しているところあり、ぞくぞくするところあり、なかなか奥の深い
マンガです。なんと言っても、作者(昨年NHKで放映されたドラマ「トトの世界」の
原作者。但しあの話は原作とはまったく違いました)が、音楽とピアノに
造詣が深いところが強みでしょう。巻末の「各章のBGM」を見ればわかります。
読んだら絶対はまると思うんですけど。


大袖振り豆餅
これは、「もち」ではなくふわふわの「おかき」です。
ふわふわの塩味のおかきに、大豆がたくさん入っているもの。
誰がこんなにおいしいものを考えたんだろう?うちの子たちの間では、
これがむちゃくちゃ好きな子、「う〜ん、ちょっと」という子、それぞれです。
もともと、演奏に行った先でお茶と一緒に出されて、「おいしい!」と大感激し、
こんなにおいしいもの、きっと手に入りにくくてお高いんだろうな、と思っていたら、
スーパーのおせんべ売り場で発見し(あとから、どこのスーパーでも売っているということに
気がつきました)、喜び勇んで買ってきたものです。ぜひ、お試しあれ。

 

「スターレッド」萩尾望都著(小学館)
萩尾望都という漫画家には、「ポーの一族」「トーマの心臓」などの名作の他、
「11人いる!」などの優れたSFの作品もたくさんあります。
その中でも、私はこのSFがとても好きです。火星で生まれたレッド星という少女の
物語ですが、萩尾さんらしい生き生きとした主人公で、ほかの登場人物も一人一人が
個性的で、思わずのめり込んで読んでしまいました。ストーリーそのものはけっこう
暗くて重い話で、何ともせつないラストなのですが、始めて読んだときは
「お願い!続編を書いて!」と切に思いました。
同じ萩尾さんの「マージナル」も手応えのある作品です。こちらは、もう少し
趣味っぽいかな。これも大好きなのですが、「スターレッド」のほうが
勢いがある気がします。


MY FAVORITESへ

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送